マウスピース型
カスタムメイド矯正装置
(インビザライン)への想い
Invisalign
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)に関する注意喚起
日本においては、ここ数年でマウスピース型カスタムメイド矯正装置による矯正治療の知名度が上がっています。この装置は審美性に優れ、治療にも有効である反面、歯科医師であればだれでも扱えるというような簡単な矯正装置ではありません。
大学などの専門教育機関で日本矯正歯科学会が規定する修練を積んだ矯正歯科医の診断を受け、適切な治療を受けられることをおすすめします。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)への想い
日本は、残念ながら先進国のなかでも矯正治療の経験者が決して多くはありません。近隣のアジア諸国のほうが矯正治療の経験者が多いのが現実です。ここから、日本人の歯並びに対する意識の低さがくみ取れます。
機能性と審美性に優れたマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)が、歯並びでお悩みの方に広く知れわたり、日本における矯正治療がより身近になれば幸いです。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)について
とき矯正歯科が得意とするマウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)による治療では、透明でご自身での着脱が可能な矯正装置を使います。審美性に優れているだけでなく、食事や歯磨きのときに装置を外し、装置自体を洗浄できるという機能性も大きな特長です。
およそ2週間ごとに新しい装置と交換しながら治療を進めていきますが、装置ひとつにつき、歯の移動距離が約0.25mmほどとなる弱い力をかけて歯を動かすので、痛みもほとんどありません。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)とほかの装置との比較
目立ちにくさ
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、透明で薄いマウスピース型の装置を使うので、歯の表側に装置をつける一般的なブラケット矯正に比べて目立ちにくいというのが大きな特長です。そのほかの目立たない装置には、歯の裏側につける舌側矯正があります。
ご自身での着脱
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、ご自身で取り外せるので、装置のない状態で普段どおりに歯磨きや食事ができます。掃除自体も洗浄できるので衛生的です。
ブラケット矯正は装置を外せないため、慣れるまで食事や歯磨きに不自由することがあります。歯を磨きにくく不衛生になりやすいので、虫歯・歯周病の予防に力を入れる必要があります。
通院回数
ブラケット矯正は、定期的にワイヤーの調整や交換をしながら歯を動かしていきます。定期的な受診が必要になるのはどちらも変わりありませんが、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、治療終了までに使う装置がすべて一括して作られ、自分で交換しながら治療を進めるので、通院回数が約2ヵ月に1回ですみます。
金属アレルギ―の心配がない
金属製の矯正装置と違い、特殊なプラスチックで作製されていますので金属アレルギーを発症することがなく、金属アレルギーをお持ちの方も安心して装着できます。
治療期間
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、装置ひとつにつき歯の移動距離はわずか約0.25mmです。しかし、1日20時間以上という装着時間を守り、歯科医師の指示に従って装置を適切に使用していれば、当初の計画どおりに治療を進められます。
ブラケット矯正と比較しても、治療期間に大きな差はありません。
治療費用
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、ほかの矯正装置に比べて高額になります。
ブラケット矯正は、使う材料やつける場所(表側・裏側)によって異なりますが、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)よりも費用を抑えられます。ただし、舌側矯正は表側矯正よりも高額になります。
適応症
ブラケット矯正は幅広い症状の治療を行なえますが、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)による治療は、症状によってはこの装置単独では治せない場合があります。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)のデメリット・注意点
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)には、ブラケット装置に比べ「装置が目立たない」「装置を取り外せる」「痛みを抑えられる」などのメリットがありますが、デメリットがあるのも事実です。
それらも把握したうえで、納得して治療を受けていただけるよう、当院ではデメリットも含めた治療説明を行なっています。矯正治療をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
自己管理が重要です
歯科医師の指示に従い、正しい装着方法で1日20時間以上装置をつけないと、治療計画どおりに歯を動かすことができません。この装着時間を守らず、外している時間が長くなると、治療期間が長引くことがあります。
補助矯正装置が必要になることがあります
症状によっては、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)のみで治療できず、補助矯正装置が必要になることがあります。
歯の移動にはリスクがあります
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)に限らず、矯正治療によって歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。また、目的の歯並びになったあとでも、保定装置を使わなければ後戻りする可能性があります。
装置の紛失には費用が発生します
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)には、ご自身で取り外せるというメリットがありますが、紛失・破損した場合には再作製が必要になり、別途費用が発生します。
薬機法対象外です
薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。